鎌倉市は、鎌倉市と湘南工科大学との協働事業で開発された「V R(ヴイアール)永福寺(ようふくじ)」を、鎌倉歴史文化交流館で常設公開(1台)します。
VR永福寺は昨年、鎌倉歴史文化交流館の企画展「甦る永福寺―史跡永福寺跡整備記念―」で披露されました。
現在では見ることのできない大伽藍を、コンピュータグラフィックスによって詳細に再現しています。
【鎌倉歴史文化交流館】
By Indiana jo – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, Link
永福寺がCGで復元されたのはなぜ?
鎌倉市と学校法人湘南工科大学とで締結した「鎌倉市と湘南工科大学との協働による世界遺産登録事業等に関する覚書」(平成 22 年締結、平成 29 年更新)に基づき、鎌倉市からの資料提供及び学術的助言を交えながら、湘南工科大学で開発及び製作が進められてきました。
永福寺と鎌倉の関係は?
皆さんは、永福寺ってご存知ですか?日本史を学んだ方でも、さっといえる方は少ないでしょうね。そこで、鎌倉市のホームページから引用させて頂きます。
永福寺は源頼朝により建久3年(1192年)、奥州合戦で亡くなった弟・義経や藤原泰衡ら数万の霊を供養するために建てられた大寺院。
応永12年(1405年)の火事で焼失したといわれ、現在は廃寺。発掘調査により本堂、阿弥陀堂、薬師堂の三堂が横に並び、その前面には広い池が作られ、中の島や釣殿がある浄土式庭園を持つ壮大な寺院の遺構が確認されている。
現在は、鎌倉時代を代表する遺跡として国の史跡に指定され、史跡を生かした公園として親しまれている。
鎌倉市は、1981年から2007年まで発掘調査を実施。建物の規模や庭園の様子などが明らかになり、現在は史跡公園として一般公開(鎌倉市二階堂字三堂他)しています。
今回常設公開にあたっては、博物館での運用にあわせて再生時間の選択機能、操作の簡略化、解説音声の追加などの改良を行っています。
永福寺VRが見れる日時、場所
日時:平成 30 年 9 月 15 日(土)
場所:鎌倉歴史文化交流館 別館 交流室